工房:スタッフブログ

2010/03/07 up  

手フート印刷機が来ました!

 

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3月4日、羽ペン工房に古い印刷機がやってきました。正式名称は、
「NA-2美濃半裁手フート印刷機」です。
ここのところ、活版印刷の風合いが見直されていて、若い方の間で人気があるようです。
羽ペン工房のスタッフにもファン多し…。

…とある日、ご縁のあるアーティスト・松永さんから「アメリカに滞在
する間、誰か印刷機を預かってもらえれば…。」とのお話しがありました。
何という朗報!すぐさま「預かります!預からせてください!」
とお返事したのでした。3年という期限付きではありますが、
暫くこの印刷機が羽ペン工房のシンボル的存在になる予感…。


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印刷機とともに付属の部品、インクなど様々なものは、松永さんが特注した台に
しっかり収まっています。とても使いやすい台で感激です。


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活字の印刷は、活字を揃えるのは無理があるし、技量、知識もないので、
羽ペン工房では、樹脂版を作って印刷を試していきたいと思っています。
私たちは手書きの文字を書くので、それをベースに樹脂版を作りたいです。

これからは時間を作ってみんなでお勉強~。
手で作り上げる世界がまた広がる可能性を発見!

 羽ペン工房 星 幸恵
2009/04/18 up  

羽ペン作りのWSを行いました 2009.4.15

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羽ペン作りのWSも3回目を迎えました。
6名の参加者に加えて今回は、「欧文書体」「欧文書体2」の著者
小林章氏と勘亭流歌舞伎文字書家の川田真壽さんが飛び入り参加となり賑やかなWSになりました。

講師の岡本さんから羽ペンについての説明を受けながら
WSは進みます。
皆さん、本当の羽ペンを使用される機会は無いご様子なので、
楽しみにして頂いていたようです。

 

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皆さんに羽を選んで頂いて、羽を固くして準備完了です。最初にスリットを入れていきます。
何だかおっかなびっくり…初めての作業ですものね…。

その後、岡本さんの説明に従ってペン先を作っていくのです。
ペン先の形の要、スクープをカットしていきます。
一度では無理なので慎重に何度かナイフを入れていきます。


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だんだんペン先に
形になっていきます。

もちろん自然の素材なので、
みんな同じ条件ではありませんが、それも経験…。

 

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少し不安な部分は岡本さんが丁寧に指導
してくれますのでご安心を…。美しく繊細なペン先が出来上がっていきます。
試し書きをしてインクの出具合いやら書き心地をチェックします。ここでうまくいかない場合は
どういう状態か見極めていきます。
羽ペンは削り直しもできるので、自分で調整できるところが素晴らしいです。

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 これは少しペン先が割れてしまってる?
スクロールペンのようです…。

原因はさまざま…。
こういう調子を観察してペンを完成させて
いきます。

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初めてペンを握る方にも説明中…。大丈夫です。書けますから・・・。

小林さんが書いてるシーン…これは貴重な画像ですね。

また新しい出会いがあり、文字を愛する人たちの交流が
生まれました。嬉しいですね。
またいろんな企画を考えてます。



羽ペン工房スタッフ 星 幸恵

 
羽ペン工房スタッフブログ 過去の記事

「羊皮紙WS」2008.11.16
「羽ペン作りWS」2008.8.24
「羽ペン作りWS」2008.7.6

 

 

2008/12/05 up  

羽ペン工房にて「羊皮紙WS」を行いました 2008.11.16

羽ペン工房では羊皮紙を作るWSを開催致しました。今や本場欧米でもその作業は限られています。

こんな貴重な機会を講師の八木さんが与えてくださいました。 

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こんな素晴らしい資料を用意してくださいました。
羽ペン工房のロゴマークも入ってます。
それと道具は全て八木さんの手作り…感動です!
八木さんが訪れたイスラエルの工房の様子は、画像で紹介くださいました。

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八木さんが用意してくださった羊皮紙を伸ばす作業開始です。
実際の工房では、動物一頭分が伸ばされるということで、
もっと大きな枠を使うのですが、このWSではこんなコンパクトな枠を使いました。
皮を留める道具も全てお手製なんです。
イスラエルでは、木片が固定の道具に使われるそうです。
イギリスでは丸い石のようなものだそうですよ。 
ちゃんと固定しないと、伸ばす間に留めが外れてしまうので
慎重に作業を進めます。

この日はあいにくの雨…。時間内に乾燥したいところでしたが、
実際には上手くいきませんでした。
熱をかけて無理に乾燥させるのは皮に良くないということで、参加者の方には
後日郵送することとしました。
自然のものを扱うということは難しいですね。いろいろと勉強になります。
 

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皮を乾かしている間に、八木さんが別途用意してくださった羊皮紙に試し書きを
しました。
もちろん使用するのは羽ペン工房スタッフOさんがカットしてくれた
クイルです。
さてさて、どんな書き心地なんでしょうか…。
 

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さて、インクですが、これも八木さん製造!中世の頃と同じように没食子インクを
使用しました。
没食子インクは、樹木に寄生した虫が作る虫コブから作るのですが、
容器に入った生姜みたいなのがそれです。タンニンの成分が皮への定着を良く
するようで、紙への影響とはまた別なのだそうです。
インクは水牛の角をくり抜いた中へ…。写本の絵にも修道士が角を片手に
持って書いている姿を見ることがありますね。
このインクの特徴ですが、書きはじめは、とても薄い茶色です。
ところが書いているうちに、空気に触れてどんどん黒くなっていきます。
何だかマジックを見ているような感覚になりますね…。

みなさん楽しそうに試し書きをされていました。 
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皮は、自然乾燥をするために机の上に並べられました。乾いているようでも、
表面をはじくと鈍い音しかしません。完全に乾くとはじく音は太鼓のような音に
なるそうです。
実際、二日後にたたいてみると、本当に太鼓の音がしました。

 
このほか、八木さんの作った羊皮紙の写本や、貴重な資料をたくさん見せて頂きました。
粘土に彫った文字に始まり、パピルスへ移行し、その後私達の知っている羊皮紙の
少し前に使われていた皮の様子も教えて頂きました。
 
3時間という短い時間ではありましたが、八木さんが用意してくださったWSは
内容が豪華でお腹いっぱい!
本当に楽しいものでした。これからもこのWSは再度企画したいと思っています。
 
八木さん、本当にありがとうございました。
 
 羽ペン工房スタッフ 星
 
 
 
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